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火星でM3~4の地震を観測、活断層帯も発見

はるか遠く、7,528万キロメートルの彼方のある火星の上空や表面では探査機が星のデータを取り続け、研究者たちがその記録に目を光らせている。

火星でも多くの音を拾うことができる。風が吹く音や旋風の低音、ローバーのエンジン音や地殻が割れる音などだ。

だがいつもどうり火星を記録していたローバーが極めて明瞭かつ今までとは違う振動を観測した。科学者たちが震源を探索したところ稼いで初めて活断層が見つかったと12月12日に米地球物理学連合(AGU)に発表された。

credithttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/122700763/?SS=imgview&FD=-787263934

発表された地震の深さはM3~4と地球のと比較してみると小さいが稼いで観測された地震では最大級のものだ。科学者たちは2つの地震がどちらもケルベロス地溝帯で発生していたことを突き止めた。深い亀裂が何本も走るケルベロス地溝帯は、インサイトの着陸地点から東に約1600kmのところにある。

参照記事火星、ケルベロス平原の噴火口

火星内部で地震が発生するメカニズムはまだ分かっていない。

そもそも地震とはプレート同士の歪が原因となって発生するものだ。しかし火星にプレート運動はない。形成直後の火星は激しい火山活動によって厚い溶岩に覆われていた。それが徐々に冷え固まったことで「動かない地形」が形成された。

その溶岩を吐き出した火山も長い間沈黙しているため火山活動による振動という可能性は低い。だが、科学者たちは現在も火星の地下にはマグマ溜まりが残っており、熱を保ち続けているのではないかと考えている。

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そうだとするとこの地震は岩石の冷却、収縮によって引き起こされている可能性もある。参照記事(地震を引き起こす断層とは?)

亀裂のある表面には、洪水によって地形が刻まれたように見える場所もあるため、地下を流れる水が地震を引き起こした可能性も否定できないとバーン氏は話す。ただし氏も、マグマが原因である可能性が高いと考えている。

はるか数千万キロメートルで発見された活断層は科学者たちを騒然とさせているがこの発見は査読審査ときの学術誌の掲載を待っている段階であり、論文が発表されるまで専門家たちはコメントを差し控えている。参照記事(真夜中ちょうどに震える謎の磁場、火星で発見)

参照national geographic