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4歳の少女が散策中に2億2000万年前の恐竜の足跡を発見

「国際的に重要」と評された生痕化石。credit:Amgueddfa Cymru / National Museum Wales

博物館などに展示されている化石化した骨は、恐竜に関する様々な知識を与えてくれます。

ですが、骨を調べることが、かつて生息していたであろう生物を研究する唯一の方法というわけではありません。

彼らが残した巣穴やフン、足跡などは生痕化石と呼ばれ、地層の中で何億年もの間生き残ることができます。この痕跡もまた、彼らを知る上で重要な手がかりとなります。

そして今回、イギリス南西部・ウェールズのビーチを散策していた4歳のリリー・ワイルダーとその家族はかなり保存状態の良い足跡の化石を発見しました。

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まさか本物だとは・・

この発見は、1月に父と犬と一緒にビーチを歩いていた少女によってもたらされました。

家族が歩いていたコースは、恐竜の足跡で有名な「ベンドリックス」の近くです。

「足跡を発見したのはリリーとリチャード(彼女の父親)だった。」と、リリーの母親であるサリー・ワイルダーは語っています。

「わたし達にはそれが本物かどうかはわからなかった。芸術家が岩に書いたのかと思っていました。でも、以前に恐竜の足跡が海岸沿いで発見されていたのは知っていたので何人かに聞いてみようかと思ったのです。」

Facebookに投稿された写真は話題を呼び、ウェールズ国立博物館の学芸員であるシンディ・ワウウェルズ氏は「このビーチで発見された中で最高の標本」と評しています。

そう、家族が見つけた足跡は本物の化石であり、古代の生物を知るための重要な手がかりだったのです。

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恐竜の歩みを知るヒント

今回新たに見つかったものは長さ10センチ、3本指の二足歩行の恐竜のものです。

残念ながら2億年以上たった現在では、どの恐竜がつけたものかを特定することはできませんが、研究者らはGrallator(グラレーター)と呼ばれる獣脚類の一種であるされ、身長75cm、長さ2.5mの恐竜が作ったものであろうと推測されています。

初期の三畳紀から白亜紀前期まで生息していたこの恐竜は、約1000万年ほどしか進化していないため、初期の恐竜を知る上で非常に重要となっています。

ビーチは私有地であり特別科学関心地区(SSSI)に指定されているため、岩石などの採掘は許可されていません。たとえ研究者であっても申請・許可が必要です。

化石は近く国立博物館に移動される予定です。

reference:National Museum Wales