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トマト植物は土壌の粘菌を介して仲間と「会話」することができるという研究結果

「植物は外界から刺激を受けると電気信号を発する。」この事実が発見されたのは1890年代後半のこと。

ですが、その信号は極めて微弱かつ周囲の妨害電波により簡単に打ち消されてしまうため、長い間使用用途は不明となっていました。しかしとうとうその答えが判明するかもしれません。

最新の研究によると、植物(少なくともトマト)は土壌の菌根を介して植物間で「会話」が可能であることが判明

私達の足元の下で彼らが頻繁に「おしゃべり」をしている可能性が示唆されました。

credit : pixabay

本研究を行ったのは、アラバマ大学ハンツビル校のユーリシュテッセル博士とオークウッド大学のアレクサンダー・ボルコフ博士

2人は2017年に初めて共同研究を行い、その時に「植物のコミュニケーションが土壌を介して行われているのではないか」という考えを共有したと言います。

この仮説を検証するべく、植物の信号プロセスを再現できる数学的モデルを構築し、コンピュータ上でシミュレーションを行いました。

すると、植物が共通の土壌で生活している場合、土壌中の菌根ネットワークを介してお互いに電気信号を伝えることで通信できることが明らかになりました。

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一方で、植物の根にエアギャップを設置し、お互いに隔離した場合は信号が伝達しないことも判明しました。微弱な電流では隙間を超えられず、相手まで届かないためだとシュテッセル博士は説明している。

本研究ではモデルとしてトマト植物を用いたが、粘菌を用いた会話という性質上、植物が菌根を介して種を超えた通信を行っているのではないかという可能性が浮上することとなります。

送信されるメッセージの内容は不明であり、人間に理解できるものではないのでしょう。しかし、それが理解できれば人間と植物間で会話ができるようになるかもしれません。

この研究はResearchGateに掲載されました。

参照:phys / アラバマ大学ハンツビル校