視覚障害者が文字を「見る」事ができるようにする脳インプラントが開発される。

科学者は新たに脳に特定の電気パターンを送ることで、見えるはずのない文字を認識できる脳インプラントを開発しました。これは視覚障害者が視力を取り戻すための視覚補綴物開発に向けた大きな一歩です。

Cellに掲載された研究によると、このデバイスは先天的に目の見えない人と成人期に視力を失った人の両方で機能しました。この技術はまだ初期段階ですが1分あたり最大86個の字形を迅速に提示および認識させることが出来ます。

「初期の反復は、遭遇した形状の輪郭の検出を提供することができます。」と、研究の主導者であるマイケル ・ ボーチャンプとダニエル ・ ヨショーはlivescienceに語りました。

「家族の形を検出したり、より独立したナビゲーションを可能にする能力は、多くの盲目の患者のための素晴らしい進歩になるだろう。」

研究者のアプローチは手のひらに文字をなぞることと同様に説明できます。

チームは研究参加者の視覚皮質に電極のアレイを配置し、電気的刺激を与えることによりホスフェンと呼ばれる目で見ていないにもかかわらず認識できる閃光を誘発しました。

この技術を使って、著者らは「W」、「S」、「Z」などの文字の形を神経皮質、具体的にはV1と呼ばれる領域に描きました。

credit : Beauchamp et al / cell、2020

しかし、脳は非常に複雑な器官であるため、デバイスの開発はまだ初期段階です。

「電極が埋め込まれた一次視覚野は、5 億個のニューロンが含まれています。」と、ボーチャンプは声明で述べました。「この研究では、ほんの一握りの電極でこれらのニューロンのごく一部を刺激しました。」

「次の重要なステップは、神経工学者と協力して何千もの電極を持つ電極アレイを開発し、より正確に刺激を与えることができるようにすることです。」と同士は付け加えました。

「新しいハードウェアと一緒に、刺激アルゴリズムの改良により、視覚障害者に有用な視覚情報を提供するという夢を実現することができるでしょう。」

この研究はCellに掲載されました。

参照:livescience / futurism / ScienceDaily