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火星表面の40%には塩水が存在している可能性を研究が指摘。

新しい研究は、火星表面には塩分を含んだ液体の水が以前の予想よりも豊富に存在していることが示唆されました。しかし、そこに生命が生息している可能性は期待しないほうがいいでしょう。

火星には液体の水が不足しています。火星の平均気温はマイナス43度と非常に低く、蒸発を防ぐ大気がないため、液体に水は存在していません。(氷は存在しています。)

しかし、Nature Astronomyに掲載された新しい研究は火星表面の一部の地域に非常に塩分濃度の高い液体のプールが形成されている可能性があるとしました。

以前の研究で火星の表面には潮解性をもった過塩素酸塩が存在し、周りの湿気を吸って安定した液体があることが指摘されていました。

それをうけて研究チームは、火星の大気条件をコンピュータでモデリングするプログラムを使って、火星の表面で過塩素酸塩が形成される可能性、それがどのくらいの期間、どのくらいの温度で存在するかを調査しました。

その結果、チームは火星表面の最大40%で塩分を含んだ液体の水が存在している可能性があることを示唆しました。その存在が証明されたわけではありませんが以前考えられていたよりも水が一般的である可能性があります。

ですがこれらの水が表面に留まる時間は非常に短く、蒸発せずに残留できる時間は最大で6時間程度だと推測されています。火星の環境は液体が生き残るにはあまりにも過酷すぎるためです。

「これらの新しい結果は、赤い惑星を探索するリスクをある程度軽減すると同時に、火星の居住可能な状態の可能性についての将来の研究にも貢献します」 と、研究の共著者であるアレハンドロ・ソト博士は語りました。

彼らが生命を含むことができない場合、人間が微生物を地球から持ち込むことによる汚染のリスクがないので、チームが特定した地域は将来、宇宙船が着陸するのに有用な場所になるかもしれません。

この研究はNature Astronomyに掲載されました。

参照:Cnet / Astrobiology / gigazine