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このままでは、2070年までに約35億人の住む地域がサハラ砂漠よりも暑くなるとする研究。

新しい研究によると、現在からわずか50年ほどで20~35億人の人々の住む地域が耐えられないほど暑くなることを示しています。

ほとんどの人々は、年間平均気温6~25℃の地域に住んでいます。(日本の平均気温は地域によりますが11.7℃ほどです。)これらは、人間の食糧生産や生存に理想的な環境と言えるでしょう。

しかし、これらの地域は地球温暖化とともに縮小し続けており、世界年間平均気温が1.8度上がるごとに、約10億人もの人々が、冷房なしでは居住できない地域へと追いやられると研究者は予想しています。

新しい研究は国際的な科学者チームによって行われ、温室効果ガスが現在の状態のまま抑制されなかった場合、地球の年間平均気温はどれほど上がるのかを調査しました。

まず研究者が始めたことは、人類が居住している地域の温度を調査しました。多くの人々は平均気温が11〜15°Cの地域に住み、一部の人々は20~25℃の地域に住んでいます。人類はこれらの狭い気候帯で何千年も過ごしてきました。

「これらの驚くほど一定の気候帯は、おそらく人間が生活し繁栄できる基本的な境界を示しているでしょう」と、ワーゲニンゲン大学のマルテンシェファー教授は声明で述べました。

チームは、人々が2070年に7.5°Cの気温上昇を経験すると予想しました。これは、以前予想されていた世界平均の3°Cをはるかに超えています。

さらに、これらの気温上昇と予測される世界人口の増加と相まって、世界の人口の約30%にあたる35億人が平均気温が29°Cを超える地域に居住することが示唆されました。

これらの気候条件は、サハラ砂漠で最も暑い場所と同等かそれ以上で地球の約0.8%の地域でのみ観測されている平均温度です。

「これは35億人の人々を生存不可能な状態にするでしょう」と、研究の共同執筆者であるイェンス・クリスチャン・スヴェニングは声明で述べました。

しかし、希望もあります。温室効果ガスの排出量を急速に削減することができればこれらの高温にさらされる人々の数を半減できるという予想も出たのです。

「私たちの計算によると、あらゆる程度の温暖化により、10億人が気候ニッチの境界の外に陥っています。温室効果ガス排出量を削減することの利点を、経済的にだけでなく、人間の観点から表現できるようになることが重要です。」と、エクセター大学の気候専門家であり研究の共著者であるティム・レンティン氏は述べました。

この研究は我々が快適な生命活動を送るのにどれほど気候条件に依存しているか、そしてこの依存が何千年にもわたってどれほど一貫しているかを理解するのに大きな手助けとなるでしょう。

参照:newatlas / ワーゲニンゲン大学 / phys.org