男性は女性よりもコロナウイルスで死亡する確率が2倍以上高い傾向にあると研究が指摘

男性は、COVID-19にかかった場合より深刻な症状を患う可能性が高いことを呼び研究は示唆しました。何故一部の人のみが他の人よりも強く影響を受けるのかという点は不明のままです。

これまで、高齢の人々や特定の状態の人々は重症化、もしくは死亡するリスクが高いと言われてきました。しかし、性別の違いによる重症度と死亡率を比較した研究はありませんでした。

したがって、新しくFrontiers in Public Healthに掲載された研究はCOVID-19患者の性差を調べた最初の研究となりました。

調査結果によると、男性と女性はCOVID-19に感染するリスクは同等にもかかわらず、男性は女性に比べて症状が深刻になる傾向にあり、死亡するリスクが2.4倍高いことが示されました。

「1月の初めに、COVID-19で亡くなる男性の数が女性の数よりも多いように見えた」と、中国の北京同仁病院の医師であるジン・ギヤン声明で語りました。

「これらの事実は、男性はCOVID-19に罹りやすかったり、死亡しやすかったりするのかという問題を投げかけました。COVID-19患者の性差を測定した人は誰もいないことがわかり、調査を開始しました。」

研究者たちは、医師らが直接観察した43人の症例と、未公開のCOVID-19で死亡した37人の症例と生存した1,019人のデータセットに着目して、男性と女性の間に反応の違いかあるのかどうかを検証しました。

驚くべきことに、COVID-19の最大のデータセットでは、死亡した患者の70%が男性でした。 これを倍数になおすと男性は女性に比べて2.5倍死亡率が高い計算になります。

また、この傾向は2003年に発生したSARSウイルスのデータセットでも確認されました。500人以上のSARS患者を対象とした調査では女性に比べて男性は大幅に死亡率が高くなっています。

興味深いことに、SARSとCOVID-19の両方でウイルス攻撃に関与するACE2タンパク質は男性や心臓血管疾患や糖尿病の患者の血液中に多く存在する傾向にあります。

ただし、男性の死亡率が女性よりも高い傾向にある理由を正確に判断するにはさらなる研究が必要です。現在はデータが少ないため、確かなことは言えませんがこの研究は男性がCOVID-19の重症度と死亡の要因になりえるという最初の指標になるでしょう。

参照:iflscience / eurekalert / Frontiers in Public Health