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その国での「手洗い」の検索トレンドでコロナ感染を予測できると研究が指摘

COVID-19の感染拡大を防止するための対策は未だ正解が示されておらず多くの専門家が議論しています。

しかし、対策が明確でないからといって何もしないというわけには行きません。多くの人は 手洗い、マスク、外出をしない などの対策を講じていることでしょう。

そんな中、21カ国のgoogleの検索トレンドを調査した新しい研究は、「手洗い」 の関心の高さがCOVID-19の感染を予測していることが明らかとなりました。

1月20日、中国の保健当局はコロナウイルスが人から人へ感染するを発表しました。感染はアジアやヨーロッパ各地へと広がり、それに伴って世界的な注目を集めました。

ウイルスへの関心が高まるにつれ、一般市民は自分自身を守るための情報を探し始めました。その過程はgoogle検索に反映されており、明白です。

以前の研究では、インフルエンザ発生を見極めるのにgoogleトレンドが良い指標であることが示唆されており、全国および地域のインフルエンザの発生率を推定するために適用されています。

これを受けて、研究者らは健康リテラシーに関する検索行動がその国での感染速度を反映していると仮定しました。

研究者らは、2020年1月19日から2020年2月18日までの「ウォッシュハンド」と「フェイスマスク」に関する21カ国の検索トレンドを調査しました。

googleトレンドの変化 credit:sciencedirect

増加したかどうかを比較するためのベースライン測定のために12月19日から1月18日までの同じ検索ワードのデータを使用しました。

その結果、「ウォッシュハンド」の検索トレンドがベースラインから少なくとも25増加した時、その国でのCOVID-19症例の増加と負の相関関係が確認されました。「手洗い」のトレンド値の増加は感染を遅らせることに関連していました。

左:COVID-19症例の増加 右:googleトレンドで手を洗う関心度が高かった日数。

一方で、「フェイスマスク」の検索数は2020年2月に最高値を更新しましたが、COVID-19症例との相関性は確認されませんでした。ただしこれは対象となった国でのフェイスマスクの供給不足が原因である可能性もあると著者らは述べています。

それでも著者らは、たとえマスクを着用しているときでも手洗いうがいが重要であるとの専門家の見解を裏付けていると述べ、少なくとも20秒間石鹸と水で手を洗うこと及び、マスクの外面に触れた後の手指衛生の繰り返しを強調しています。

参照:sciencedirect / psypost