Electigmaについて

マジックマッシュルーム、LSDは、ケタミンよりも優れた抗うつ剤になるとマウスを使った研究により判明。

現在市販されている抗うつ薬は有効性が低く、症状を緩和させるには慢性的な投与が必要とされています。しかし、新しい研究はLSDやマジックマッシュルームなどの一部のサイケデリックが優れた抗うつ薬であることを示しました。

ケタミンはレクリエーションドラッグとして有名になりましたが最近になって、即効性のある抗うつ薬として有効であることが示されました。ケタミン注射は重度のうつ病や自傷行為などの症状を数分以内に緩和することができます。

その効果は米国食品医薬品局(FDA)に認められ、2019年3月、標準的な抗うつ薬と組み合わせた抗うつ薬スプレーの臨床投与を承認しました。

しかし、ケタミンは注射された人々の約半分にのみ有効であり、その効果も平均して17日で切れ、再発します。抗うつ効果を長引かせるには臨床来院を繰り返す必要があります。

こうした問題に対処するために新しい研究は、サイロシビン(マジックマッシュルーム)、LSD、およびケタミンがうつ病のラットモデルに投与し、その後、1~5週間に渡って一連のうつ病テストが実施されました。(比較として生理食塩水(効果なし)が投与されたマウスもいます。)

最初のテストではマウスを水槽に入れ、移動レベルを観察しました。(強制水泳試験)このテストで浮遊を維持しようとしない、または不動のマウスは諦めの兆候とされ、動物におけるうつ病の指標とされました。

サイロシビンとLSDを投与されたマウスは5週間の観察期間に渡って、不動が減少しました。この結果は一回限りの投与で持続的な効果が期待できることを示しています。

ケタミンを投与されたマウスは、最初の2週間は不動の減少を示しましたが3週間以降は再発の徴候を示しました。

不安のような行動をテストするために、研究者は投薬を受けたマウスを2つのオープンスペースと2つの閉ざされたスペースを用意し、行動をテストしました。ラットがオープンスペースの探索に費やした時間で不安レベルを測定します。

結果、サイロシビンを投与されたラットは、オープンスペースでより多くの時間を費やしました。しかし、第5週の終わりにのみこのテストにさらされたマウスはサイロシビンを投与されたとしても増加の傾向を示しませんでした。

つまり、サイロシビンは単に不安を解消するのではなく、繰り返し学ぶ機会を与えられた場合に限り不安を克服することができることが示されました。

一方でケタミンを投与されたマウスは、投与された期間に関わらず、オープンスペースを移動する距離に大きな影響はありませんでした。

これらの結果は、レクリエーションドラッグとして使用されていたサイケデリックは抗うつ薬として有用であることを示唆しています。しかし、これらはマウスで行われた実験のため、ヒトを用いたさらなる試験が必要です。

この研究はACSACS Chemical Neuroscience に掲載されました。

参照:iflscience