ペンギンは狩りをする時に、水中で声を出していることが判明。しかし、何故そんな声を出しているのか、どうやって水中で声を出しているのかは不明。

想像し難いかもしれませんが、ペンギンは海鳥の仲間です。彼等も他の海鳥と同様に発声が繁殖、仲間の認識に重要であることを理解しており、頻繁にコミュニケーションを取っています。

それでも海鳥は繁殖期以外の殆どの期間を海中で過ごします。ペンギンはそのために環境に適応し、進化し続けてきました。

しかし、不明な点がいくつかあります。その内の一つが、彼等は「海中でもコミュニケーションを取っているのか?」という点です。狩りの時に音響コミュニケーションを取ると採餌成功の確率が高まる可能性がありますが、ほとんど研究されていませんでした。

新しい研究は、ペンギンが狩りをする時に水中で音を発する証拠を提供しています。

研究者は発声の有病率と多様性を調査するために、3つの異なる属から3つの種を選択し、大人のペンギンにマイクが内蔵されたカメラを取り付けました。

その結果、約5時間の水中映像で、3種類すべてから203の水中発声を記録しました。発声の持続時間は非常に短く、一回の発生は平均0.06秒ほどでした。さらに、ほとんどの発声は(73%)ペンギンがダイブする最下層で発せられました。これは彼等が餌を取る場所です。

発声の50%は、獲物の追跡中または獲物を捕まえようとした直後に起こっており、狩猟行動に直接関連していることも示唆されました。

発声は研究対象となった3種全てのペンギンで観測されたため、水中での音響コミュニケーションは他の種のペンギンでも行われている可能性があります。

研究は、彼等の謎を一つ明らかにしましたが、それと同時に多くの疑問を生み出しました。

水圧の高い場所にいる時にどのようにしてそのような声を出しているのか?、何故そのような声を出しているのか?、観測された発声は同じ情報を伝えているのか?

研究者は、潜水捕食者による水中発声の使用に関する議論に貢献するこの興味深い行動現象に関するさらなる調査を強く推奨している。

参照:sciencealert

参照:the conversation

参照:peerj/狩猟ペンギンにおける水中発声の最初の証拠