いままでの数千倍の速度でデータを送信できるシステムが発明される。

科学者は、データ転送速度が毎秒10テラビット、現在の平均的な速度の数千倍速いシステムのプロトタイプを開発しました。

天才的な発明家であるジョン・シオフィによってチャネルを介して移動する複数の並列信号を受信する技術はすでに確立していますが、この技術を高い周波数の送信に利用できるかは不明のままでした。

この研究では、以前から懐疑的な意見もあった、より高い周波数にデータを詰め込み、伝送速度の向上、実用性をテストするために実験測定と数学的モデリングを使用して、入力信号と出力信号を測定しました。

研究者は、200 GHzの高周波を銅線のペアを介して送信することで、1秒あたり数テラビットの速度でデータを移動できることを突き止めました。

「導波管が、たとえ短距離であっても、1秒あたり10テラビットのデータレートをサポートできることを示すことは、エキサイティングです。それは誰もが以前に想像していたものをはるかに超えています」と、著者ダニエル・ミットルマン氏は述べています。

「私たちの研究は、ソースと検出器が適切な成熟度に達したときにさらに活用できる、高速データ伝送へのこのアプローチの実現可能性を実証しています。」

この作業は伝統的なDSLシステムの原則に基づいています。異なる点は通常は数メガヘルツの周波数を200ギガヘルツに上昇している点です。

この実験で使用されたチャネルは、平行に設置された2つの鉄製のワイヤをステンレス製の鞘にまとめたものです。

図
credit:Applied Physics Letters

研究者は想定される各入力条件の出力用に13 x 13ミリメートルのグリッドを作成し、エネルギーを測定しました。

測定されたデータを計算して、数メートル程ならば毎秒最大10テラビットの送信が可能だが、15メートルを超えると毎秒30ギガビットに低下するという結論に至りました。

したがって現段階ではこの技術は長距離ではあまり役には立ちません。これは金属製シースの表面からエネルギーが失われることに起因します。「システムをより広い範囲に拡張するには、システムのオーム損失を減らす必要があり、さらに調査する必要があります。」と、著者は締めくくっています。

参照:sciencealert

参照:極端な高周波信号により、テラビット/秒のデータリンクが可能

参照:AIP