血液検査だけで50種類以上の癌を検出できるAIが開発される。

新しいAIシステムを備えた血液検査は攻撃的かそうでないかに関わらず50種類以上の癌を検出できます。

医療関係者や研究者は癌を治療するには早期発見が重要であることを知っており、よりシンプルかつ信頼性の高い検査を求めていました。新しい検査は開発の初期段階ではありますが多くのサンプルを用いた試験により、将来性があることを示しました。

メチル化はメチル基がDNAに追加される時に発生するプロセスです。がん細胞は様々な突然変異とDNAメチル化異常が蓄積して発生することが判明しており、この血液検査ではヒトゲノムに存在する3,000万のメチル化部位の内、100万個を標的とし、異常を引き起こすメチル化パターンを探します。

「私たちの以前の研究では、メチル化アプローチが全ゲノムおよびターゲットシーケンスの両方を上回り、すべての臨床ステージにわたる複数の致命的な癌の種類の検出、および起源組織の特定が示されました。 これにより、ゲノムの最も有益な領域を特定することもできました。現在、この論文で報告されている洗練されたメチル化テストの対象となっています。」と、この論文の筆頭著者であるミカエル・セイデンは声明で述べています。

新しい研究では、癌がある2482人の患者と癌のない4207人の患者(合計6689人)から血液サンプルが採取され、トレーニングセットと検出にかけられました。

結果は、単一の検査ならば陽性率99%以上、誤診率は0.7%という極めて有望なものでした。しかしこれは数字のトリックです。

一般的かつ死亡率の高い凶悪な12種類の癌(肛門、膀胱、結腸/直腸、食道、頭頸部、肝臓/胆管、肺)に対しての陽性率は67.3%、50種類全てにおいての陽性率は44%でした。

欠陥は他にもあります。この検査は初期段階の癌ほど精度が低くなることです。 12の致命的な癌グループの中では、最も進行したステージIV期では93%の精度でしたが、ステージIIIで83%、ステージIIで69%、ステージIで39%でした。

「このテストはまだ開発の初期段階ですが、最初の結果は有望です。 また、テストを微調整して、がんを初期段階で発見する際の効率を高めることができれば、早期発見のためのツールになる可能性があります。」と、デビッド・クロスビー博士は述べました。

「しかし、早期がんを発見するテストの能力を向上させるには、さらに多くの研究が必要であり、実際のがんスクリーニングシナリオでどのように機能するかを調査する必要があります。」

参照:iflscience

参照:sciencealert

参照:無細胞DNAのメチル化シグネチャを使用した、高感度で特異的な複数の癌の検出と位置特定

参照:cancer reserch UK