スーパーマリオをプレイすると高齢者の前頭眼野灰白質が増加し、脳の老化を抑制できるという研究結果。

医療の発達により平均寿命は急速に増加し、人々のはより長い人生を歩むことができますが、それにより精神的、認知的不調も比例して増加しています。あなたは健康な老後を送りたいですか?ではテレビゲームをプレイしてみるのはいかがでしょう。

Experimental Brain Researchに掲載された研究では、3Dプラットフォームのビデオゲームをプレイすることで、高齢者の実行機能をどのように高めることができるかを調査しています。

実行機能とは、目的を達成するために行動を抑制する一連のプロセスのことを指します。これには、注意力の制御、認知の柔軟性、作業記憶などが含まれ、これらを組み立てることにより推論や問題解決などの認知機能が高まります。人間が歳を取ると、これらの能力が低下し、関連する脳の灰白質が減少します。

今回の研究では、3Dプラットフォームのビデオゲームが眼球運動と前頭眼野内の灰白質与える影響を調査しました。眼球運動の低下は実行機能の低下と相関することが知られており、注意を維持するために重要なプロセスであることが示されています。

研究者は33人(55歳~75歳)の被験者を募集し、3つのグループに分けました。1つは半年間スーパーマリオ64をプレイするチーム、2つ目は半年間ピアノレッスンを受けるチーム、3つ目は何も介入がないチームです。

半年後再度テストした結果、ゲームトレーニンググループの被験者は反射性眼球運動の制御に大きな改善を示し、予想通り右前頭眼野が増加しました。この研究の結果は、実行機能の重要な要素である前頭抑制プロセスは、3Dプラットフォームのゲームでトレーニングすることで改善できることを示唆しています。

しかし、留意すべき点としてビデオゲームグループが脱落者の数が多かったことが挙げられています。この研究は重要な機能を維持するための方法を提示するとともに、高齢者により適したビデオゲームの必要性を強調しています。

参照:psypos

参照:スーパーマリオをプレイすると、高齢者の眼球運動抑制と前頭眼野灰白質が増加します