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世界最速のコンピューターが人類とコロナウイルスの戦いに参戦し、77の潜在的な治療の可能性がある薬物化合物を発見。

COVID-19は恐ろしいウイルスです。人類との戦いも長期戦に入ろうとしていますが恐れることはありません。人類には強力な味方がいます。

テネシー大学の科学者はIBM製のスーパーコンピューター『SUMMIT』を用いて何千もの分子をふるいにかけ、どの薬物化合物がウイルスの宿主細胞への感染を効果的に阻止するかを分析しました。

数日間の計算の末、スーパーコンピューターは新型コロナウイルスが宿主細胞に感染することを効果的に阻止する可能性がある77の薬物化合物を発見しました。

「我々の結果は、コロナウイルスの治療法や治療法が見つかったことを意味するものではない」と、テネシー大学オークリッジ国立分子生物物理学センターの所長であるジェレミー・スミスは声明で述べました。

「しかし、我々の計算結果が将来の研究に情報を提供し、実験者がこれらの化合物をさらに調査するために使用するフレームワークを提供することを非常に期待しています。」

このアイディアはコロナウイルスの宿主細胞への侵入点への関心から生まれました。中国の研究者がウイルスの配列を調べたところ2003年に世界23カ国に広がったSARSウイルスと同じメカニズムで体に侵入することが判明し、この研究の重要性が増幅しました。

研究チームは構造の初期の研究に基づいて、ウイルスが宿主細胞に感染するために使用する『Sタンパク質』とも呼ばれる『スパイクタンパク質』に結合することができる薬物化合物見つけるためにSUMMITを用いてシミュレーションを行いました。

テネシー大学分子生物物理学センターの所長である研究著者のジェレミー・スミス氏は声明で「必要なシミュレーション結果を迅速に取得するには、Summitが必要でした。1〜2日かかったが、通常のコンピューターでは数か月かかった」と述べました。

チームは、薬物や天然化合物などの77の低分子化合物が見つかりました。シミュレーションでは、化合物はヒト細胞への侵入に重要なスパイクの領域に結合するため、感染プロセスを妨げる可能性があります。

もちろんスーパーコンピューターの計算が正しいという保証はありません。この計算結果が他の物質同様、ウイルスの治療法となりうるかどうか判断するにはさらなる試験が必要です。

重ねていいますがこの研究はコンピュータを使用して新薬を発見したわけではありません。しかし調査結果は将来の役に立つ可能性があります。

参照:IFLscience