Electigmaについて

遺跡から出土した「錆びた塊」は2000年前に古代ローマ戦士が使用していた短剣だった事が判明。

ドイツの考古学者は2000年前の銀の短剣を見つけました。「言葉を失いました。」と研究者の一人は言います。

ドイツの考古学研究チームであるWestphalie Department遺跡の発掘の最中にかつてゲルマン族と戦ったローマ兵の墓の鞘で「錆びた塊」を発見しました。この物体は非常に腐食していたため、鋭い35cmの武器に復元されるまで9ヶ月の研磨とサンドブラストを要しました。

ローマの兵士が軍事装備で埋葬されるのは通常の慣行ではなかったことを考えると、この発見は珍しいことです。

短剣自体の発見は当時、インターンとして参加していた19歳のニコ・カルマンによって成し遂げられました。彼は「ハルターンアムゼー」の考古学的発掘の最中に装飾された革ベルトと同時に短剣とさやを発見しました。

この地域は紀元前27年から西暦14年まで「ハウプトラーガー」または「メインキャンプ」として知られるローマ軍基地の本拠地でした。兵士だけでなくその家族駐屯地として使用されていたと推測されています。

この土地に駐屯した兵士たちは不運な運命をたどることとなります。かつて3個のローマ軍(各5000人)を率いた将軍と政治家のヴァルスはゲルマン族との戦いに敗れ、全滅しました。死体は埋められました。

カルマンが腐食した短剣を発見したのはこの墓です。

「短剣の発見は感情的でした。私たちは言葉を失いました」と、トレメルはライブサイエンスに語りました。「想像してください。数千人のローマの兵士がほぼ15年以上にわたってハルターンに駐留していましたが、特に完全で無傷の武器はわずかしか見つかりませんでした。」

この短剣がX線で撮影され、復元された後、考古学者は驚きました。ハンドルには銀が埋め込まれ、リベットには豪華な装飾が施され、鉄製の刃は、持ち手近くでくびれており、中央で幅広く、その先は鋭利に尖っていました。

短剣はおそらく軍団歩兵、補助歩兵、または百人隊長として知られている将校によって振られたとトレメルは語りました。しかし短剣は軍隊がメインで使用する武器ではありません。

「短剣は、剣が紛失または損傷した場合のバックアップとして持っている恐るべき武器でした」と彼女は言いました。「装備の紛失に対する罰則は非常に厳しかったため、兵士がヘルメット、剣、短剣をしっかりと握るインセンティブがありました。」

この短剣がなぜ共に埋葬されていたのかは謎です。前述した通り、通常そのようなことは行いません。考古学者はケルト人かドイツ人がこの短剣の所有者だと見ています。彼らはしばしば武器とともに埋葬されています。

参照:ナゾロジー